無配・無配・決算ふるわず…（8/7 ヨシックス・ヨロズ・日本KFC）

世間では今週から1週間お盆休みですが、実家へ帰省しづらく仕方なくステイホームでゆっくり…というパターンも多いと思います。しかし涼しい部屋でゆっくりしすぎて運動不足とならないようお気を付けください。

さて、今回は8月7日の適時開示情報から優待銘柄の決算・配当予想について一部紹介したいと思います。

【無配転落】ヨシックス（3221）

第1四半期決算を発表し、第2四半期末の配当予想を無配（前年度12円）としました。なお期末配当は未定としています。

ヨシックスといえばすし居酒屋の「や台すし」や、全品280円（税抜き）の激安居酒屋「ニパチ」が有名。

新型コロナが出てくるまでは店舗網を拡大・特に2017年頃には半年で株価が3倍になるなど急成長を遂げていましたが、その分ここに来て業績が急減速。第1四半期だけで7億円以上の最終赤字を計上してしまいました。株価も2017年当時の状態にほぼ元通りといった形です。

なおヨシックスの株主優待は年2回、食事券3,000円分と20％分の割引券がもらえるのですが、会計時に併用できるという特長があり便利なので、居酒屋好きな方には興味深い内容ではないでしょうか？

無配となったのは残念ですが優待利回りだけで3.74％ありますし（20％割引券の考慮無し）、新型コロナが落ち着く前提で株価ウォッチしてみるのも良いかもしれません。

【無配転落】ヨロズ（7294）

第1四半期決算を発表し、年間配当予想を減配（前年度25円）としました。

自動車部品関連はどこも厳しいですね。こちらの銘柄も、きっちり無配に転落となってしまいました。通期赤字はマイナス40億円と、2期連続の大幅赤字予想です。

2018年3月期は年間59円も配当があったのですが、業績と共に一気に急降下してしまいました。ちなみにこちらの株主優待は「1,000円相当の商品またはクオカード」ですが、こちらは今後どうなるでしょうか。

また、ヨロズの筆頭株主は旧村上ファンドとして有名な「レノ」となっています。これだけ業績が急落したら何か動きが無いのかな…そういう面でも注目してみたいと思います。

【配当維持】日本KFCホールディングス（9873）

第1四半期決算を発表し、年間配当予想を維持（前年度50円）としました。

こちらは無配や減配ではありませんが、意外な決算内容だったのでピックアップ。ケンタッキーフライドチキンは、コロナ禍における外食勝ち組企業のひとつだったものの、数値としては今一つでした。

※利益計算書を見る限り、営業外費用「持ち分法による投資損失」のマイナスが大きいだけのような気がします。

さっそく8月7日夜間のPTS株価は下落しているようです。がしかし、自宅近くのケンタッキーは相変わらず行列していますし、第2四半期以降は盛り返すと思いますがいかがでしょうか？

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【独り言】

株式投資を初めて以来、市場が閉じてしまう祝日があまり好きでは無くなってしまいました。お盆休みはゆっくりザラ場を見ながら株の売買をしたいのですが、祝日だと少し暇ですね（笑）。